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から21都道府県で受付を開始しており、平成8年2月現在で42都道府県で実施されている。平成7年6月から12月の実績ではフロッピーディスク申請が約29%、書面申請が約71%となっている。

・ICカード等の活用

医療機関における診断治療や保健所、市町村における個別相談指導等の支援及び、個人情報の安全性の観点から、保健医療カードシステムの普及を図り、医療保険や介護サービス等の分野におけるICカード等の活用策について検討を進めている。現在、「保健医療カードシステム」の研究開発を実施しており、兵庫県淡路島の五色町や兵庫県姫路市での利用法の研究開発の成果を踏まえて、それをもとに平成6年7月にシステム導入・運用に当たってのガイドラインを各都道府県に示すなどの成果をあげている。今後は、全国的なカードとしての発展や、福祉情報も交えた多目的カードとしての発展が期待されている。

 

(14) 農林水産省

農林水産省では「行政情報化基本計画」を踏まえ、平成7年6月に「農林水産省行政情報化推進基木計画」を策定し、行政の情報化を総合的・計画的に推進しているところである。その計画目標の中で、行政サービスの質的向上を図るため、「国民への情報提供の高度化」、「行政手続の効率化」、「国民からの情報収集の改善」等をあげている。また、整備方針の中で「国民に対する行政サービスの向上」として、以下の項目をあげている。

?@ 各種の許認可申請手続等のペーパーレス化

?A 情報提供サービスの質的向上

(a) パソコン通信、インターネットによる提供

報道発表資料、研究資料、農林漁業白書、各種統計資料等のうち、各種広報資料・刊行物等情報公開できるものについて、国民に迅速に提供する。

(b) 情報提供媒体の多様化

(c) 地域情報通信網の整備

?B 行政情報提供窓口、相談窓口の充実

(a) 地域に関わる行政情報、食料品の品質情報等消費者の感心に応えた的確な情報を提供できる体制を整備する。

 

 

 

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